illustratorで作成する、ポスターの制作過程をYouTubeにアップしました。
制作過程は動画で見ていただいたほうがわかりやすいと思うので、
ブログでは動画に入りきらなかった要素を記事にさせていただきます。
まずは作成したポスターはこちらです。
ワインフェス、たまたま近所であったので、それを題材にしました。
pinterest等でよく見る、太い線のデザインを作成したかった、というのがベースにあって、
街歩きであれば線を道に見立てて、街を歩きながら色々な店を訪問していく、というイメージをグラフィックにできるかなという狙いもあります。
ただ、今回はかなり苦戦しました。
illustratorで線のデザインをする時、どうしても線が不自然な曲線になってしまったり、気持ちいい曲線を作るのがとにかく苦手です。
動画では何十倍の速さにもしているのでわかりづらいですが、線の調整だけで1時間以上かかってしまいました。
しかも最後の方でほぼ作り直しているので、全ては無駄に終わってしまいましたが、、、
デザインの現場ではかなりよくあることです。
時間をかけて作成したものよりも、パッと作ったデザインの方が採用される可能性はかなり高いと感じています。
見出しの通りなのですが、実はこちらのデザイン、一度完全に作り直しています。
もともと最初に作ったのが、このデザインです。
個人的には好きなのですが、
なんのポスターかぱっと見で全くわからない、というグラフィックデザインとして致命的すぎる弱点があったので、
このデザインは捨てました。
一応修正バージョンとして、日本語のタイトルを大きく入れたバージョンも作成してみました。
途中で辞めてしまったのでこのデザインは詰めていないのですが、
今見るとこれはこれでなんとかなったかも、、、しれませんね。
今回がいい例なのですが、デザインは一度離れてから見直さないと、いいデザインなのか、よくないデザインなのか、見失ってしまいがちです。
作っている時は上のデザインは線の上にあまりにもイベント名がリピートされているのが気になるのと、何のデザインなのかがわからなすぎてメチャクチャだと思い、却下したわけですが、今見るともう少しでなんとかなったのかもしれません。
実際の案件でもできるだけ、デザインを作成した当日の提案は避けています。
せめて半日、できれば翌日に一度見直して、手直ししてクライアントに提案するようにしています。
今回最終的に使用したフォントはFUTURAでしたが、
最近ダウンロードしたadobe fontのArboriaというフォントが気に入っていて、このフォントをなんとか使いたい、と思っていました。
実はmyfontで最初に見つけて、このフォント使いたい!と思ってカートにまで入れたのですが、
念の為Adobe fontにあるかも、と思って検索したら出てきた、というなかなか危ない?フォントでした。
みなさんもフォントを購入時はadobe fontやMorisawa fontにないか、一度ご確認いただくのが良いかと思います、、、
今回、かなり作成に時間がかかったポスターになります。
(動画になっているものは2時間くらいですが、全てまとめて5時間くらいかかってしまいました、、、)
正直、このようなフェスで画像も一切なしでデザイナーのグラフィックに全任せしてくれるような案件はないと思いますが、
何かしらの案件で使えそうであれば試してもらえると嬉しいです、
ここまで読んでいただきありがとうございました。