前回に続いて、パワーポイントを初めて触る方向けの記事の4回目になります。
これで最終回になりますが、今回は表の入れ方をご紹介します。
1回目はこちらから
2回目はこちらです
そして3回目はこちら
今回作成する箇所の原稿はこの部分です。

それではまずは、タイトルと説明文を追加しましょう。
タイトル部分はPart2でレイアウトマスターに追加しているので、そのままペーストして(文字のみペースト)、
説明文はP2からコピーペーストした上で、原稿をペーストしなおします。

wordやexcelの表は、ある程度そのままコピーペーストすることでパワポに持ってくることが可能です。
そのままペーストするとこのような形になるかと思います。

ガイドを表示して(表示タブからガイドをチェック)、この表をガイドの下と左右に合わせます。

それでは表を調整していきますが、まずはデフォルトの設定を全て外します。
最初に色からいきます。

表を選択した状態で「テーブルデザイン」タブから「塗りつぶし」で選択
色は一旦「塗りつぶしなし」にしましょう。
次は罫線です。
見た目は全く変わりませんが、「塗りつぶし」アイコンの下にある「罫線」から、このアイコンを選択します。

一度罫線を無くした後で、上画像のアイコンをもう一度出し、今度は上から4つ目の「罫線(内側)」を選択します。
なぜ一度消したかというと、もともとのデフォルトの表では1行目と2行目の間がやたら太い罫線になっていたり、
表全体の外側にも罫線が入っていて、デザイン的にあまりよろしくないため、まず罫線を全て無くしています。
そうすると線の太さ等の設定がリセットされますので、リセットされた上で「罫線(内側)」を選択すると、
全て同じ幅、任意の色の罫線が追加されます。

次は上記の画像のパネルから線幅を変更します。1/2ptにしました。
あまり罫線が太いと野暮ったい見た目になるので、やや細目がちょうどよいです。
表を選択した状態で「テーブルデザイン」タブから「線幅」を選択
そして文字色も全てを選択して、「ホーム」タブから文字色を変更します。

文字の揃える方向もまとめて変更します。表を選択した状態で、

一度ここまででこのような状態になっているはずです。

次はセル(表のマス)の背景色を変更してみます。
まずは色を変更した箇所を選択し(ドラッグで列や行を選択できます)、
「テーブルデザイン」タブの「塗りつぶし」で変更可能です。
今回はまず一番上の行を変更しましょう。
ここでも色は「テーマの色」を選択します。青の上から2番目の薄い青を選びました。
変更したいセルを選択した状態で、「テーブルデザイン」タブの「塗りつぶし」

同じ手順で、右側の1列も変更しました。

ある程度仕上がってきましたが、まだやることはあります。
行間がデフォルトのままになっているので、また表全体を選択して行間を1.2に変更しました。

これでベースはほぼ完成しましたが、セルの高さや幅がまちまちなのが気になりますね。
セルの大きさを揃えたいと思います。

縦一列を選択した状態で、「レイアウト」タブから「高さを揃える」をクリック

横一行を選択した状態で、「レイアウト」タブから「幅を揃える」をクリック
これで全て同じ大きさの表ができあがりました。
ここまでが表のベーシックな設定になります。一度まとめますと、
- まず色や罫線を全て消す
- 消した後で罫線(内側)を追加
- タイトルや項目名の列・行に色を追加
- 文字を整える(行間や文字色)
- セルの幅を整える
できるだけ、この状態では全て同じ大きさになるようにしましょう。
ここから強調する作業に入ります。
さて、この表で一番読者に見てもらいたい箇所はどこでしょうか。
それは左から2列目の、自社のメリットデメリット、費用になります。3列、4列は他社なので目立つ必要はありません。
また項目名の入っている1列目や、比較対象の名前の入った1行目もここまで大きくする必要はありません。
まずは1列目と1行目を小さくします。


変更したい列(行)を選択した状態で、左右どちらかの罫線にカーソルを合わせる。
アイコンが変わったら(線と左右に矢印マーク)ドラッグして縮めたり大きくできる
ここまでの作業で、ガイドから少しサイズが変わってしまっているはずなので、
一度ガイドに合わせて変形しましょう。

次に、2列目を強調していきましょう。
表で使う強調方法は、文字を大きくする、太くする、色をつける、の3つです。
まずは文字サイズを大きくしますが、今「形式」と「費用」の行が、文字数が少ない割に文字サイズが小さいので、
まとめて大きくします。

ここでは14ptのBのボールドに変更しました。
値段が一番目に入って欲しいので、
費用の列だけさらに文字サイズを大きく20ptに変更します。
さらに、「円」や「〜」の部分だけ小さくすることで、数字をより強調します。

その後は2列目を選択した状態でまた上記の「セルの幅を揃える」方法で同じセルサイズにします。

色も2列目だけ変更します。上記に紹介した方法で、「デザインのつくりかた」部分はオレンジに、
それ以降の列はうすいオレンジに変更しました。
ついでに「デザインのつくりかた」の文字サイズもここだけ大きくしています。

メリット、デメリットのセルの項目は箇条書きにすることで、もう少しわかりやすくなると思いますので、
箇条書きの設定を入れます。
変更したいテキストを選択した状態で、「ホーム」タブでフォントの右側にあるアイコンをクリック

基本的に一番最後のスタイル以外は、箇条書きの最初のアイコンが強すぎるので使うことはありません。
迷わず一番最後のスタイルを選択してください。
こうして全体を見直すと、もう少し2列目が強くてもよさそうです。
「形式」と「費用」の文字サイズを上げた上で、文字色も変更しました。

ちなみに、セルの色変更は右側のパネルからも変更可能です。
ついでに1列目の色を変えますが、こちらを選択して右のパネルから「塗りつぶし」を選択することで変更できます。

最後に、一番左上のセルだけ色がついているのが不自然なので、色をなくします。
セルを選択した状態で、塗りつぶしなしを選択すれば完了です。

全部で4回にわたる記事でしたが、ようやくこれで3P分完成しました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。