今回はindesignを使用した、雑誌の1Pの作り方をアップしました。
そこでタイトル部分をロゴ化してデザインしているのですが、
Indesignでこのようなロゴを作れるのか、illustratorで作った方がいいのか、
現役デザイナーがご説明させていただきます！
まずはアップした動画はこちらです。
よかったらみてみてください！
Indesignでも簡単なロゴであれば作成可能です。
ただ、illustratorの方が時間も短く、使える機能も多く調整もしやすいので、できるだけillustrator上で作成したものをペーストしたり、ccライブラリで共有した方がよいでしょう。
Indesignにロゴをもってくるにあたり、メリット・デメリットがあります。
メリット
- illustratorにはクリッピングパスがあるので、簡単に思い通りのロゴが作れる
- ブラシなど、illustrator固有の機能がつかえる
- 文字を分解してロゴを作成する際、indesignでは文字のアウトライン後に調整するのが少し手間がかかる
デメリット
- グラデーションが埋め込み画像のような編集不可になってしまう場合がある
- illustrator固有の機能がうまく反映されない場合がある
- パスが多すぎるとペーストできない or 勝手にeps化されてしまい、編集不可になる
デメリットをまとめると、illustratorからコピペしたものが、indesignでは少し変わって配置されてしまう、ということです。
簡単な文字のロゴ程度であればほとんどこのような現象は起きませんが、
複雑なロゴになってくると何かしら不具合が発生するので注意が必要です。
対処方法としては、
- PDF（またはpngやeps等）として書き出して配置
- illustrator上で分割・拡張などをして、事故になる要素をなくして再度コピペする
これらが基本的な対処方法だと思います。
illustratorからのPDF書き出しは
ファイル→別名で保存→下部のファイル形式を「PDF」で保存
のプロセスで可能です。
ロゴ部分で修正する場合、元のaiデータを修正し、改めてPDFに書き出しすることで、
リンクを更新するだけで最新のロゴに反映されるので便利ですね。
要素を分割する方法は、
オブジェクトを選択した状態で→オブジェクト→アピアランスを分割
とします。
さらに、分割したオブジェクトを選択した状態で、
オブジェクト→「分割・拡張」
をしましょう。これで線も塗りに変更され、かなり安全にindesignへペーストできるはずです。
このやり方のメリットは、indesignでも編集可能なデータとして扱えるので、
例えばスウォッチで色を登録しておけば、色変更が簡単だったり、
効果で部分的にシャドウを追加したり、等とそれなりにメリットもあります
ではIndesign内でロゴを作ることはないのでしょうか？
私自身、意外とあります、、、
ただし、かなり簡易的なロゴ、というかフォントを少し触っただけのロゴに限ります。
例えばこのくらいの簡易的なものでしょうか。
作っていて不便だったのは、
- パスを一部選択ができない場合がある（角丸にした時にRの部分等）
- オフセットができない
このあたりは如実に作りづらくなります。
illustratorでこのロゴを手直しすると、こんな感じにアレンジできます。
デザインの良し悪しは置いておいて、クオリティはやはりillustratorの方が上かと思います。
やはり、文字を少しいじる程度のタイトルはindesignで、少しでも込み入ったものを作成するのであればillustratorを、
ということではないでしょうか。
indesignをマスターしたらillustratorはいらないのでは、と考える人もいるかもしれませんが、、、
どちらかというと、illustratorをマスターすればindesignが不要になりますw
ただindesignの方が便利、動作が軽い、等のでかいメリットがあるので、
両方マスターするに越したことはないかと思います。
illustratorをマスターしたら、indesignもほぼ似たようなものなので、自然と覚えられるとは思います。
本日はここまで、どうもありがとうございました！
