イベントポスターをグラデーションで作成する

今回は晩夏のイベントポスターを作成してみます。
最終的には夕焼けのような、秋と夏の間のような、いい具合のグラデーションポスターになりました。
よかったらこちらの記事を参考に、グラデーションのグラフィックを作ってみてください。

今回も作成手順をyoutubeにアップしてますので、よろしければこちらも見てください!

https://youtu.be/2-oou8lk7HU

今回出来上がったデザインはこちら!

まずはここから、素材の確認と配置

今回の原稿はこの文字原稿と、QRコードの画像のみになります。
写真素材等があれば楽なのですが、文字のみで作って欲しい、という前提で作成します。

いきなりですが、以下の画像が置いた状態です。
赤い線は上下左右に10mmのマージン(余白)を設定しました。
作り方はアートボードと同じサイズの四角を作って、センター配置、
オブジェクト→パス→パスのオフセットで10mmにしました。

背景のパターンを作成する

背景は今回、パターンで作成します。
ポスター1枚だけなので、パターンにする必要はないのですが、
本来イベントグッズの場合はチケットやフライヤー、WEB等で素材が流用できると喜ばれます。
そのためパターンでの作成で考えてみました。
(実は全部手動で配置するより楽だったりします。)

イメージを整えるために、背景色を入れた状態でいくつかのオブジェクトを作ってみました。
このような幾何学立体が、半透明で浮いているようなパターンを作ります。

このような形で、わりとラフに正方形の中にオブジェクトを配置していきます。
この時点ではこのデザインで最後まで進めると決めたわけではないので、
多少ムラがあっても気にしていません。

パターンの作り方は至って簡単です。
正方形を作って、その中にパターンにしたい要素を入れる、
はみ出るオブジェクトはクリッピングパスでトリミングして、
反対側にカットしたオブジェクトを入れてあげる、の繰り返しです。
いつかパターンについての記事も書こうと思っているのと、
パターンの作り方は色々な方が紹介されているので、ここでは割愛します。

そして出来上がったのがこちらです。

タイトル部分のデザイン

次はタイトルを整えます。
ここはもう、フォント頼みのデザインになってしまいますが、
背景が強いのでそこまでロゴのようなタイトルにする必要はありません。
(余裕があれば、ロゴのようなタイトルの方がいいと思います)

いろいろと試してみますが、少しスッキリとしていて、洗練された書体が合いそうです。
最終的にこの書体で決定しました。

Queulatというフォントです。
可愛らしいのですが洗練されていて、今回のイメージにぴったりです。
Sやrの球になっている所がとても素敵です。
my fontから購入できます。

タイトルが決まったので、簡単にこのフォントを使用しつつ、レイアウトを更新してみました。

そんなに悪くはなさそうですね。
ただ、まだ大味な感じがしているので、デザインはここから詰めていきます。

デザイン調整

日時が右上に入っているバージョンも捨てがたかったのですが、
そうすると左下が無意味に空いてしまうので、泣く泣く変更してセンター揃えにしました。
もう少し、要素が多ければ日時右上のデザインで成立したと思います。
あまり四角全てに素材が入っているデザインは、開放感がなくなってしまうので、
今回のイベント内容的には合わないとも思っています。

さらに、タイトル部分にグラデーションをいれることにしました。
夏の終わりの夕焼けのような、少し物悲しい雰囲気にしたいと思ったからです。
初夏のイベントポスターであれば、このままで背景色だけ青っぽくするようなイメージでよかったかもしれません。

どこが晩夏だよ!と思われるような色ですね、、、
でも背景の色も変えると、秋っぽさと夏っぽさがちょうどいい具合に混ざり合うと思いました。

最後に色はもう一度変更するのですが、
ほぼほぼデザインが出来上がったので、ずっと気になっていた、背景のパターンを作り直します。
現状、リピート感が強いのと、横長、縦長なオブジェクトが多く、細々しているので、
言語化が難しいのですが、しっくりこないのです。
そして次に作るパターンは、背景の色ベタを外して、オブジェクトのみで作成しました。

これは背景もグラデーションにしたかったからです。
このパターンを適応したのがこちら。

あんまり変わらない、と思われるかもしれませんが、
私的にはこれでしっくりきました。(最後にもう少しパターンの拡大率や角度を調整しました)
そして背景にグラデーションをかけました。

一気に夕焼け、秋感が出てきたのではないでしょうか。
最後にタイトル文字のグラデをやめて、不要な文字の影も取りました。
完成形がこちら。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
パターンは一度作ってしまえば、他のアイテム等に転用が可能ですので、
こういうイベント物等の時は検討していただくのが良いと思います。
それでは今回もありがとうございました。

こんなものをデザインして欲しい、うちのこれをデザインしてほしい(記事OK)などあれば、
メッセージやコメントから送っていただければ嬉しいです。
お仕事のご依頼でも大丈夫です!よろしくお願いいたします。

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