【検証】AIロゴ作成は「修正指示」が9割。Nano Banana Proで実用レベルに持っていくプロセス全記録

登場人物

👤 僕(アラフォーデザイナー)
デザイナー歴15年。マイクロ法人を経営するそこそこのおっさん。新しい技術にはすぐビビるが、事業拡大のプレッシャーで胃が痛い日々。

🤖 ジェミニ君(AIアシスタント)
僕がよく使うAI。生意気キャラに設定されているため、上から目線で理屈をこねる。でもたまに核心を突く相棒。

「AIでロゴを作ってみたけど、なんか『いかにもAI』って感じのしか出ない……」
最近、巷で流行りの画像生成AI「Nano Banana Pro」。期待して使ってみたものの、出てくるのは無料のロゴジェネレーターで作ったような安っぽいデザインばかり。正直、「これなら自分で作った方が早い」と投げ出したくなっていた。
でも、本当にAIは無能なのか? それとも僕の使い方(ディレクション)が悪いのか?
今回は相棒のジェミニ君を巻き込んで、「デザイナーが本気で介入したら、AIロゴは実務で使えるレベルになるのか?」を徹底検証してみた。

検証1:とりあえず「お任せ」で作ってみた結果

👤 僕:
まずは手始めに、「ハンバーガーショップのロゴ」を作ってみよう。「わかりやすいハンバーガーの線画」と「抽象的なイメージ」の2パターンで検証だ。

🤖 ジェミニ君:
へいへい。プロンプトを入れて、ポチッとな。

👤 僕:
うーん……これじゃないんだよなあ。

  • 具象案: 線画って言ったのに、妙に実写っぽい。いかにも「AIが描きました」って感じで、ロゴとして使い物にならない。
  • 抽象案: 雰囲気やトーンは悪くないけど、図形の意味が不明。「何これ?」って感じ。

🤖 ジェミニ君:
まあ、コンセプトもなしに「いい感じのロゴ出して」って言っても、AIは確率論で平均的な画像を出すだけだからね。甘いよ。


検証2:デザイナーの「修正指示」でAIを殴る

👤 僕:
ここからが本番だ。ただ漫然と生成させるんじゃなくて、デザイナーとしてしっかりディレクションを入れる。

① コンセプトをガチガチに固める

まず、「なんとなく」をやめる。今回は「Urban Primitive(都市の野性)」というコンセプトを設定した。青山のようなビル街で、本能を解放して肉を食らうイメージだ。

② 具象ロゴへの「こだわり」指示

🤖 ジェミニ君:
コンセプトを入れて再生成したよ。どう?

👤 僕:
悪くはないけど、まだ「普通のハンバーガーのイラスト」だね。ここにコンセプト(野性)が感じられない。
よし、ここで修正指示だ。「ハンバーガーの中身を、巨大な骨付き肉に変えてくれ」

🤖 ジェミニ君:
えっ、骨付き肉を挟むの? 物理的に変じゃない?

👤 僕:
それが「デザイン」なんだよ。ありきたりな正解じゃなくて、違和感やインパクトを作る。それがデザイナーの仕事だ。

🤖 ジェミニ君:
おお……! 骨付き肉になっただけで、一気にオリジナリティが出たね。

③ 抽象ロゴへの「具体的」指示

👤 僕:
抽象案の方も、「なんとなく」じゃなくて「何を表現したいか」を言語化して伝えた。「牛の角」「太陽」といった具体的なモチーフを指定して、参考画像も入れて何度か調整したら……。

👤 僕:
これなら「アイデアの種」として十分使えるレベルになった!

✅ AIロゴ作成を成功させる3つの条件

  1. プロンプト作成をAIに任せる: 自分のなんとなくの指示や、拙い英語ではなく、Gemini等に「作りたい絵」を伝えてプロンプトを生成してもらう。
  2. デザイナー視点の修正指示(最重要): 出てきたものに対し、「肉を骨付きにして」とか「抽象的な牛や太陽、草原をエンブレムみたいにして」といった、コンセプトに基づいた具体的な指示を出す。
  3. ラリーを続ける: 一発出しは無理。対話を重ねて理想に近づける。

結論:そのまま使うのは無理。でも「下絵」としては優秀

👤 僕:
結論として、AIで出した画像をそのまま「はい、納品」ってするのは現時点では困難だね。細部のバランスや線の処理が甘い。

🤖 ジェミニ君:
そうだね。あくまで「アイデア出しの超高速スケッチ」として使うのが現実的だ。

👤 僕:
そう。ここで出た画像をIllustratorに持って行って、人間が綺麗にトレースして、微調整して初めて「ロゴ」になる。結局、最後は人間の手が必要なんだよ。

⚠️ 重要な補足:商標と著作権について

  • 商標登録: AIが生成した画像を「そのまま」商標登録するのは、現在の法解釈では非常に難しい(著作物として認められない可能性が高い)。人間が大幅に手を加え、創作性を付与する必要がある。
  • 著作権・商用利用: 多くの画像生成AIサービスは商用利用を認めているため、チラシやWebで使う分には問題ないケースが多い(※利用規約は必ず確認すること)。

おまけ:フォント(文字)は期待するな

👤 僕:
ちなみに、ロゴタイプの検証もしたんだけど……これは惨敗だったね。
FUTURA風とかいくつかフォントのイメージをリクエストして出したけど、
全て同じ画像が生まれたね。

🤖 ジェミニ君:
あぁ、、、それは出せない、恥ずかしすぎて、、、

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