今回はindesignを使って、物ページを組んでみます。
割と新人の頃によく任されがちな、とにかくスペースが埋まればなんとかなる!気がする種類のページです。
参考にしてもらえればと思います!
動画でもアップしているので、そちらは実際の手の動かし方が見えると思います。
よかったら見てみてください!
仕上がりはこんなデザインになりました!
物ページで気にすべきポイントはこの3つです。
- 読み手がぱっと見で、アイテムとキャプションの組み合わせがわかるように出来ていること
- 無意味な空白がないこと
- 全体的に要素が均等に配置されていること
それでは具体的に作り方をみていきましょう!
素材の確認
まずはここから。
今回はこのようなテキストと、切り抜き用の画像が10点、雑誌を想定しているのでフォーマットの入ったinddデータがあります。
↓これが原稿です。
↓これがフォーマット、シンプルにマージンとノンブル、ロゴのみです。
↓こんな写真が10点です。仮の内容なので、素材サイトから拾ってきたものなので、まぁクオリティは、、、勘弁してください。
そしてそれをざっくりと配置したのがこの画像です。
汚いですね、でもこれでOKです。
物を並べる前に、まずはタイトルや物ごとに付くキャプションを整理します。
文字のデザイン
フォントは雑誌や企画に合ったものを使用するのですが、
今回のタイトルは「コスパに優れた家具10点」なので、
明朝という選択肢はなさそうです。無難なゴシックでいいと思いました。
特に文字で表情をつけたくない時は、morisawa fontの中ゴシック、見出ゴシック、MBゴシックを使用していきます。
迷った時はその3書体を使用しとけばソレっぽく見えるね!
そして組んでみたのがこの画像です。
タイトルはMBゴシックのbold、リードとキャプションタイトルは見出ゴシック、クレジットとキャプションは中ゴシックです。
英文はFUTURAを使用しました。
写真の配置
次は早速、写真を配置してみます。
ポイントは3つです。
- 最初はメリハリをつけずに、できるだけサイズが均等になるようにする
- ページの一部に写真が固まらないように、均等に散らばるようにする
- テキストの入る場所をなんとなく考えながら配置する
とにかく、サイズも配置も均等にすることがポイントです。
クライアントから最初にこのアイテムを大きく、等の指示があれば別ですが、基本的には均等にしてから、崩します。
ざっくりとこんな感じで入れてみました。
空いている部分にキャプションを入れて、入らなければ調整するつもりです。
キャプションの配置
キャプションを入れるにあたって、キャプションの形を整理しておきます。
今回のタイトルの文字数と、キャプションの文字数から、このような3パターンのブロックが作れます。
わかりやすいのは、横長のベンチチェアには横長形、背の高い椅子には縦長形、というようにアイテムに合わせて形をそわせてあげると、読み手の混乱を防げます。
いきなりですが、キャプションも入れて調整したのがこんな感じです。
まだ左上あたりが余白が多く、下部分は余白が少ない等、調整の余地があります。
ただこのまましっかり詰めるのではなく、一旦全体のデザインを考えてから、調整します。
ふんわり全体を少しづつデザインしていくのが、実は効率的なんですね!
全体のデザイン
一番わかりやすいのは色です。
秋、がタイトルに入っているので、わかりやすく赤を使用しましょう。
また上下にグレーの色ベタを追加しました。
特にグレーのベタに意味はありません!あるとデザインされた感が出る、くらいの効果です。
タイトルに入っている英文もデザインします。
角の効果から「面取り」を使用します。
この「面取り」、少し応用するとデザインの幅が広がります。
これを使って、タイトル部分をデザインしました。
ついでにアイテムのキャプションの上に番号を入れて、アイキャッチを作りました。
ちょっとした手間ですが、こういうデザインのメリハリを入れてあげると全体にデザインされている感が出ます。
シンプルなデザインを求められた時は外すべきですが、大抵の場合喜んで歓迎されます。
ここまできたらあともう一息です。
追加したアイキャッチが物の写真と被らないよう、調整します。
ついでに気になっていた左上の余白と、下部の窮屈な印象も調整しましょう。
こちらが調整後です。多少は余白も均等になってきたのではないでしょうか。
最終調整
最後に全体を見直してみます。
もう少しタイトルが強くても良さそうですし、
全体にマージンに収まっている感が強いので、数点断ち落としにしてもよいかもしれません。
物の写真をたち落としにするので、後々編集部からNGが来る可能性は高いのですが、
一応このデータは取っておいて、たち落としバージョンで提案、NGなら今のデータに戻す、
というやり方がスマートです。
そして仕上がったのがこちら!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は物ページの作り方でした。
結局いつも通り、適当において全体的に調整していく、という流れですね
人それぞれですが、私はこのやり方でいつも作っています。
下絵を描いたり、計算するのは得意でないので、
ソフト上でババっと置いてしまうのが手っ取り早いと思います。
もし質問や聞きたいことがあればメッセージいただければ嬉しいです!
試しにこれデザインしてみてよ、ブログのせていいから、というのがあればご連絡ください。
それではどうもありがとうございました!